2014年9月11日木曜日

茶畑でなかった茶畑

















Oh! happy day の原点。

ぎふ・春日小宮神の茶畑。
この畑では集落の方々が,
茶が日本に伝わった当時から各地で実生で受け継がれてきた
在来種と呼ばれる茶種を栽培している。

この畑の中に,
あるじ不在で長いあいだ人の手が入っていなかった一角がある。
広さ五畝(約500㎡)ほどの広さに
畝のようで畝になっていない,伸び放題の,
よく言えば自然仕立ての茶の木が何株も生きている。

6月に手入れを始めた時には茶畑というよりはシダ畑だった。
茶よりも背の高いシダが,株の中といい外といい,
まるで自分たちが畑の主であるかのように生えていた。
しかも多くのシダが,茶株を抜かなければシダも抜けないような
生え方をしている。

シダは地下茎でも増えていくので,
茎を手で伝って地面の中から地下茎も一緒に引く。
ある広さの場所を決めてシダが見あたらなくなるまで引く。
1か月もすれば,引かれ残った小さな茎が成長するので
この茎も地下茎ごと引く。

こうして,栄養を蓄える地下茎を引いてしまえば
シダ畑が茶畑によみがえる。
来春は,茶摘みができる,紅茶作りができる。

Oh! happy day 今日のスタイル

シダ引き
カラダを動かせばココロが動く
ココロとカラダと自然の調和

2014年9月6日土曜日

銀彩と水色(すいしょく)















先日のギフトショーで有田のある窯元が
内も外も全体に銀をかけた煎茶茶碗を展示していた。
急須も銀。

おもてなし用としても家庭ではちょっと使いにくいかなぁ,
と思って尋ねたら,料亭や高級和食店から
しばしば引き合いがあるそうだ。

いろいろなものに慣れたお客様へのサプライズに使われる,
とのことだけれど,一過性の感動で終わってしまうような気がした。

もてなす側にも,もてなされる側にも
佳き記憶の残る茶と器

Oh! happy day 今日のスタイル

冨本泰二さんの銀彩カップ
ぎふ・春日小宮神のやまちゃの深蒸し煎茶
木曽檜のトレー

茶を愉しむのに銀色の茶碗はどうなんだろう。
茶の水色(すいしょく)が映えてよいでしょう?